先週金曜日はピアノ講師のための室内楽講座、2回目レッスンでした。
この日もアンサンブル体験をしました。
いつものように、チェロを観察し、床からの振動を感じてもらいました。
そして、ピアノの鍵盤からも。
終了後のアンケートに、「弦の音を聴きながら弾かせてもらうと自分なりに合わせようとして自然と音が変わりました。ピアノ弾きはアンサンブル経験が必要だと思いました」とありました。
嬉しいご感想です。
また今回、管楽器と弦楽器奏者お二人が聴講にいらしてくださり、終了後こちらからも嬉しいご感想をいただきました。
マスタークラス形式のレッスンを見ていると面白いとのこと。
お一人は子供達とのアンサンブルをお考えで、ぜひやってほしいとお話しました。
子供達が室内楽が気軽にできる環境が整っていけば、遠からず聴衆が増えて、コンサートに出かける方が増えると思っています。
コンサート興行は経費がかかるため大変なことが多いですが、街の先生たちが室内楽などのアンサンブルを積極的にレッスンにとりいれてくだされば、その子供たちが成長したときに、コンサートホールにでかけるようになると思うのです。
種を蒔いて成長をじっと待つのは忍耐がいることですが、花開いた時がとても楽しみでもあります。
今は室内楽講座の対象をピアノの先生としているのは、先生の後ろに20人なり30人の生徒さんたちがいるからです。
教える先生の音への意識が変われば指導も変わります。
そこから、また音楽を楽しむ種が育っていって欲しいと願っています。