回を重ねて5回目となったピアノ講師のための室内楽講座、今日は本番でした。
今回はお二人の受講生と、クレンゲルのピアノトリオに取り組みました。
クレンゲルは19世紀の終わりにドイツに生まれたチェリストで、入門編の室内楽曲を書きました。
へ長調とト長調の2曲、どちらも溌剌とした素敵な曲です。
終演後に受講生のお二人と。
***受講生アンケートより***
指を上げる下げる、「弾く」の行為のみに気をとられてしまっていましたが、音のエネルギー、方向性を感じられるようになりました。
クレンゲルは、ベートーヴェン、ハイドンとは違ったピアノ、ヴァイオリン、チェロとのバランスが新鮮でした。
音楽史の変化を室内楽作品でも体験できて、勉強になりました。(須黒綾子様)
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お二人とも、お教室に呼んでくださり、生徒さんたちとも室内楽に取り組んでくださっています。
一年に1度会う関係の生徒さんたち、先生方も回数を重ねて室内楽の勉強に来てくださる。とてもありがたいです。
室内楽が気軽に、そして趣味で習う子供達も親しんでくれれば、ゆくゆくはコンサートに出かける聴衆も増えていくと考えています。
この講座をピアノ講師対象としているのは、ピアノの先生方の後ろには何十人もの生徒さんたちがいるからです。
先生の音の聴こえ方、音楽のとらえ方が変われば、レッスンも変わります。
そして子供達が成長したら、コンサートホールへ出かけ、しかも彼らは質の高い聴衆となると思うのです。
今は地道な種まきですが、地道が一番の早道!
花開くときを楽しみです。
次回、室内楽講座は秋を予定しております。
詳細が決まりましたら告知します。
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