ヴァイオリン指導法講座の第10期生は
あと1回の講義を残すところとなりました。
現在は3度、6度、オクターブの重音音階が課題です。
この重音音階、私は非常に苦手でした。
音程が合わない
どうやって合わせるのかもよくわからない
当時はチューナーを使って練習していましたが
これが間違いだったと後で気が付きます。
曲は音階のかけら、断片でできています。
無調の曲などは例外ですが
大抵の曲には主調があり
その調の音階を弾けることが
曲が弾く上で必要不可欠です。
逆を言えば、音階が弾ければ曲が弾けます。
ヴァイオリンの基礎では
音階が最重要課題なのです。
拙著「いまさら聞けないヴァイオリンの常識(音楽之友社)」
69ページには音程について掲載しています。
重音の音程では、
長3・6度は狭め
短3・6度は広め
このようになるのは基礎知識です。
基本的に下のベース音に、上の音を乗せて
音程を合わせていきます。
3、6度の重音を弾く時、
ベース音に上の音程を合わせると
当然ながら、ピアノの平均律とは合わなくなります。
ハ長調の最初のドとミであれば、
ミがピアノの鍵盤よりも低くなります。
そう、チューナーで重音の音程を合わせているのは間違いだったのです。
音階が弾ければ曲が弾けるようになります。
なので、重音音階は基礎構築の上で最後の山場。
最終課題はフィンガードオクターブ、10度音階!!
後もう少しで基礎構築が完成です。
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