先日、移籍検討している小学生のレッスンをしました。
私は、子供のレッスンは移籍検討の場合のみ、お受けしています。
よく「基礎だけ見てほしい」という依頼があるのですが、
同時に2人の教師に習うことは混乱のもとなのと
一度でも他の教師に習うと普段見ている教師は気が付きますので
無用なトラブルを避けるためにもお断りをしています。
優秀な人ほど子供が苦手
このお子さんは、カイザーはもう後半に進んでいるけれど、
音階は重音スケールは全く手付かずにも関わらず
曲はクライスラーの序奏とアレグロを弾いていました。
弾いてもらうと、これは辛いよねという状態。
聞くと師事している先生は演奏活動が忙しい人で
とても優秀な方です。
こういった優秀な人ほど、
子供の指導が苦手だったりします。
自分自身は苦労なく子供時代を過ごしてきているので
生徒ができないことに共感できません。
子供は先生のことが大好きだけれど、
なかなかできるようにならず、
毎日の練習が辛いと。
・・・これはお母様が不安になるのも致し方ない。
率直に、今やっている課題と曲とのバランスが取れていないこと、
同時に2人の教師に習うことは難しいこと、
曲よりもテクニック練習をしましょうと話しました。
アプローチを変える
人生で子供である時間はとても短くて
たくさんのことを吸収していく重要な時期です。
しかも、そこで身についたものは一生もの!
このお子さんは練習し続けているのに結果が出せていません。
半年もこの状態なら、教師は違うアプローチをするべきですが
それがないとのことでした。
曲からテクニックを学ぶようなレッスンをしている意図は見えましたが
習得できていなければ何にも残りません。
その先生はおそらくご自身がそうやって育ったのでしょう。
ご自身がうまくいったとしても、
生徒に同じことをして同じ結果が出るとは限りません。
私は「いまさら聞けないヴァイオリンの常識(音楽之友社)」に
すべてのテクニック練習のやり方を詰め込みました。
テクニックを習得してから曲に対峙すれば、
容易に弾けるようになれます!
先生方、具体的なテクニック練習を指示できていますか?
4月開講、第10期ヴァイオリン指導法講座は残席が僅かとなりました。
具体的なテクニック練習について知りたい方はご参加ください。
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指導法講座はの募集は年に2回です。
まずは導入期からご参加ください。
導入期
1)4/10(水)音楽基礎力、構えの基礎
2)4/24(水)右手の基礎①、幼児へのアプローチ
3)5/15(水)右手の基礎②、左手の基礎①
4)5/29(水)基礎的な運指、スケールの基礎
修了生の声
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