昨今の物価高の影響で
楽器の価格が上がり始めています。
でも、今すぐ高くなったのではなく、
この30年で2倍以上になったんです。
それに反して、安い数万円の価格帯の楽器は
そのままありますが、質は落ちてきています。
ヴァイオリンの価格帯はピンキリ、
ピンはストラディヴァリウスで、
入門者クラスと言われる数万円(数千円も!)からあります。
私は、最初は続くかわかりませんから、
安価な入門者クラスで十分と考えます。
(分数楽器は小さくてかわいいので、記念に取っておくのがオススメです)
問題はその次の買い替えです。
楽器の買い替えの方法
サイズアウトしたときに、
次の分数楽器をまた安価にするのか、それとも・・・。
楽器の買い替えは大きく2種類あります。
🎻買い替えの方法
1)安い入門レベルの楽器をずっと乗り継ぎ、最後のフルサイズで100万以上の楽器にする
2)分数楽器からオールドの良質の楽器を乗り継ぎ、同じ楽器店で買い替えをして最後の楽器を100万以上にする
このほかにレンタルもありますが、大きくは2種類。
良い楽器を乗り継ぐか、安い楽器を乗り継ぐか、なんです。
メリットとデメリット
どちらもメリットデメリットがあります。
安い楽器を乗り継ぐ場合、初期費用は安いですが、
買い替えの際に楽器店が引き取り拒否をすることが多々あります。
よって、家に全ての分数楽器が押し入れに並ぶことになります。
良質の楽器を乗り継ぐのは
最初からお金をかけていきます。
先日も、私の生徒さんが1/4の素晴らしい楽器を30万で購入していました。
これはいずれ楽器店に下取りに出すので、まるまる30万ではありません。
最後の楽器は弓を合わせて200万くらいを目指してねと話しをしています。
分数からお金をかけるのはゆるやかな貯金にもなりますし、
何より、弾き方を教えてくれる良質な楽器ですから
大きなホールで弾いても遜色ない分数楽器です。
ですが、この良質な分数楽器を在庫している楽器商はそうそういません。
良い楽器を見せてほしいと問い合わせをしたら、
しばらく時間をくれと言い、他の楽器店から融通してきます。
常にあるような店は日本では数軒です。
説明が長くなってしまいました。
決めるのは生徒本人
私が言いたいのは、
いくらの楽器を買うのか決めるのは
生徒本人であるということ。
教師はどんな選択肢があるのかを説明するのが仕事です。
なのに、生徒は安い楽器でいいだろうと、選択肢を説明せずに
安い楽器ばかり勧める先生が多いです。
昨今の100万以下の新作楽器は、下取りは二束三文になることもあり、
トータルで損をすることになりかねませんが、
そこはちゃんと説明していますか?
趣味の習い事にお金をかけるものではないと思うのは個人の判断であり、教師が考えることではありません。
ヴァイオリンは資産にもなる楽器ですから、
どんな選択肢があるのか、ちゃんと説明する義務があります。
そのためには、良い楽器商とのお付き合いが不可欠です。
特に客を値踏みするような店は避けましょう。
痛い目に遭った人を何人も知っています。
狐と狸の化かし合いもある恐ろしい世界です・・・。
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3)2/8(水)右手の基礎②、左手の基礎①
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