ヴィエニャフスキの伝記を読みました。
沢山のエピソードを時系列に集めたような本で読みやすく、
1840〜70年代の宮廷やサロンの様子もわかってきます。
良書なのにあまり知られていないのは
ポーランド語の発音に合わせて「ヴェニャフスキ」にしたせいでしょう。
日本語訳の一般的表題は「ヴィエニャフスキ」です。
検索に引っ掛かりににくいです。
神童であったヴィエニャフスキは、8歳の時、パリ音楽院に入る試験で、
2週間クロツェルの協奏曲を楽器を弾かずに
耳から聴くだけで覚えたら入学を許すという試験を合格したという。
当時はフランス人と12歳以降でないと入学できなかったから無茶な条件だったのでした。
その後の楽壇デビューから演奏ツアー、ギャンブラーだったことなど
丁寧に訳してあって面白い本です。
私が一番興味深かったエピソードは、
ビュータンの「バラードとポロネーズ」について。
ヴィエニャフスキがカード(ギャンブル)で負けてビュータンに贈った説がありました。
確かにこの作品はヴィエニャフスキみたいで
ビュータンぽくないなあと違和感があったので納得です。
音楽学者がこの仮説の信憑性を裏付ける比較分析をしたと載っていて、
非常に興味深かったのでした。
ヴァイオリン教育でも重要な位置にいるヴィエニャフスキ。
ぜひ、ご一読を!
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