出版社から、イラストの原画が届きました。
大きな包みの中には、稲葉くんが描いてくれたイラストがどっさりと。
イラストを描いてくれたのは、シレーナに勤める稲葉英介くんです。
こんなに描いてくれたんだ~、何枚あるかなあと、数えてみたら、・・・なんと188枚ありました!!
100枚くらいかなあと思っていたら、倍近く・・・・。
ホントに、よくやってくれました。
テクニック解説などの書物は、たいてい写真です。
これは一社目に回った出版社の方に言われたのですが、写真だと本を手に取ったときの印象が暗くなり、購買意欲の低下につながります。
本は第一印象が大事!手に取ってパラッと開いたときの印象で、買ってもらえるかどうかの分かれ道があるというのです。
それならば、全部イラストにしたいところですが、このイラスト代が、人にはよるのですが結構高い。
イラスト代が高いと、それはそのまま書籍の価格に反映されてしまいます。
それに、ヴァイオリンの絵は難しい。
これまでに、ヴァイオリン関係の書物を読んできて、イラストはどんなにうまい人が描いても、歪んでしまったり、違和感が生まれることを感じていました。
音楽之友社に企画が採用され、じゃあ、イラストレーターはどう手配したらいいのかなあ、とずっと考えていました。
そんな悩んでいた去年の2月頃、シレーナに行くと、ヴァイオリンの油絵が飾ってあり、誰が描いたのかなあ、と絵の隅に目をやると、「Eisuke」のサインが。
稲葉君に、「もしかしてあなたが描いたの?」の会話がスタートでした。
そのあとは・・・
「猫のキャラクターが欲しいんだけど」
「顔から見たアングルって画期的じゃない?」
「フィンガーボード表をヴァイオリンのイラストにしたらわかりやすいよねえ」
「スケルトンヴァイオリンのイラストあったらすごいよね」
などなど(↑これはほんの一部)の私のわがままに、稲葉君は精一杯応えてくれました。
上記のイラストは全部書籍に入っております。
稲葉君のすごいところは、イラストならではの、写真以上の説明をつくることができたことです。
拙書の81ページでは人物の頭を省略して弓を目立たせたり、71ページでは腕のみにして説明したいところを際立たせてくれたりと、工夫を凝らしてくれました。
稲葉君のおかげで、今までにない、画期的な本ができあがりました。
ぜひ、お手に取って頂き、まずは表紙から眺めてください。
ジャケ買いしてもらえるように、家の本棚に飾りたくなるような表紙を作ろうと、稲葉君が描いてくれた油絵です。
・・・ところで、なぜ原画がイラストを描いた本人ではなく、私のところに来たのか。
それは、稲葉君が「原画はいらないから捨てちゃおうかな」とのたまったからです。(^_^;)
せっかくの力作を捨てるだなんて!!ということで私が引き取ることにしました。
彼は、自分が生み出したものには執着しない、不思議な人なのです。
いつか、原画展でもしようかしら。(*^_^*)
- いまさら聞けないヴァイオリンの常識/音楽之友社
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