昨日は日本音楽コンクール本選会でした。
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以前に指導していた生徒、佐々木つくしちゃんがファイナリストに!
久しぶりに聴く彼女の演奏は素晴らしく、真摯に音楽に向き合う姿はとても好感が持てました。
皆大学生のなか、ただ一人の高校生でありながら2位に輝き、さらに聴衆賞も!
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私は彼女の最初の教師です。
三歳の小さかった子が今や藝高の3年生。
ステージの上では堂々としており、小さな体が大きく見えました。
終演後、取材ににこやかに応えていました。
まだあどけなさが残っています。
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私の姿を見つけて飛んできてくれて、「小さい時に教えてくれた先生のおかげです!」と言ってくれて、教師冥利に尽きる有難い時間でした。
才能だけでは難しい世界です。
親子で地道にしっかりと努力を積み上げられました。
彼女は私に沢山のことを教えてくれた子です。
この子がいなかったら、私は本を出そうと思わなかったかもしれません。
みるみるうちに技術を習得していく彼女を見て、確実に基礎構築する方法を書籍にしたいと思い、親子に協力してもらいました。
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(お母様がこれを撮ってくださったあと私は号泣してしまいましたので、ツーショット写真は自主規制します
)
私のYOUTUBEチャンネルのお手本動画の女の子はつくしちゃんです。
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これらがきっと人の役に立つと信じて、沢山の動画を撮ることに協力してくれました。
もう7年も前のことです。
2014年に出版し、専門書としては異例の8刷りとなりました。
長く売れてありがたいです。
時折、今でも読者からメールを頂きます。多くはヴァイオリン指導者であり、さらにアマチュア奏者の方、そして子供がヴァイオリンを習う親御さんもいます。
若い人の演奏を聴いていて、この子たちが活躍していく場を作るには聴衆を増やさねばならないと切実に思いました。
プロオケの定期会員の高齢化、若い人がコンサートに来てくれないことも問題になっています。
このままでは先細り。
私がピアノ講師のための室内楽講座や、ピアノを習う趣味の子供達と共演する「はじめての室内楽」をずっとやっているのは、コンサートに出掛ける音楽人口を増やしたいと願っているからです。
趣味の人にこそ、室内楽の愉しみを伝えたい、そして室内楽を経験すればコンサートに出かけたときに耳ができており、質の高い聴衆になってくれるのです。
彼女はこれから世に出ていきます。
どうぞコンサート出掛けてやってください。
きっと心に残る素敵な時間になります。![ブーケ1]()
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