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音の振動、響きを聴こえるように

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いよいよ12月に入りました!
今年もあとわずか。

今月は「はじめての室内楽」のご依頼を、ありがたいことに3件頂戴し多忙です。
土日は、与野の加野先生、横浜の村方先生のところへ、リハーサルにお邪魔しました。


これは、チェリストの裏板を触り、音の振動と響きを経験しているところ。
ピアノはみんなで共有する楽器だけれど、個人専用の楽器は他の人は触ってはいけません。
今日は特別にさわらせてもらうんだよと、前置きをしています。

チェロのC線を弾いてもらい、裏板がビリビリと振動するのと、弓を弦から離した瞬間の残響を、楽器のそばで体験します。
どの子もびっくりして、目を丸くします。

このあと、グランドピアノの低音の鍵盤をそっと弾いて、指先に同じような振動が来るかを確かめます。
そして、もう一度、子どもはビックリして目を丸くします。(*^_^*)

音は振動であること、その振動と響きを意識すれば、音色の幅が広がります。


器楽奏者は、部屋での響き・・・、ホールであれば、反響板から跳ね返ってくる音を聴きながら演奏しています。
ところが、ピアニストで、アンサンブルの経験がない人ほど、共鳴や響きが聞こえていません。

具体的な事例としては、グランドピアノの下に物を沢山入れ込んでいる場合がそうです。
これは、響きが悪くなっていることがわからないから。
逆に言えば、マンションなどの住宅事情で、防音したい場合にこういった方法をわざととっていることもありますが、たいていは、気が付かれていないことがほとんどです。

こうなってしまうと、鍵盤からの音しか聞こえず、せっかくの響きが聞こえてきません。

恐ろしいことに、こういった環境下のピアノを弾き続けていると、よく響くホールであっても、その音を無意識のうちに再生してしまうのです。
なので、グランドピアノの下は、物を置かないようにしましょう。


<今月のはじめての室内楽情報>
12月13日(日) 14:45開演 さいたま芸術劇場
  加野陽子先生主宰 加野ピアノ教室さま発表会
12月20日(日) 13時開演 青葉台フィリアホール
  村方順子先生主宰 ピアノ教室さま発表会
12月27日(日) 時間未定 四谷区民センター
  北井佳恵先生主宰 きたい音楽教室さま発表会



UPしたい記事もあるのに、今年もあっという間に終わりそうです。
もうちょっと更新できるようになりたいなあ。

皆様のもとに、楽しいクリスマスがやってきますように。



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